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●2010 ボルドー●

15652 LA CROIX DU DUC 2010 Bordeaux 1250
ラ クロワ デュ デュック ボルドー
このシャトーはサンテミリオンの街から約8km離れたところに位置しています。畑は15haで、南西に面した砂利と粘土質の斜面で葡萄が栽培されています。手摘みで収穫されたメルロ(80%)とカベルネ・ソーヴィニヨン(20%)を使用し、ステンレス・スチールの大桶で伝統的な手法で醸造し、同じくステンレス・スチールの大桶で熟成させています。 16度で抜栓、ワインはくっきりとした黒紫色、グラスからは、完熟していながらもピュアなブラックベリーとブルーベリー、カシスリキュール、そしてプラムのコンポートのような、完熟した黒系果実の香りが感じられます。口に含むと、香りと同じく、完熟果実のたっぷりとした味わいを持つミディアムボディで、ふくよかなタンニンと乳酸系の酸があり、濃いグレープ果汁を染み込ませたタルト生地、カシスリキュールを混ぜたプレーンヨーグルト、完熟プラム、そして厚い果皮を持った完熟ブルーベリーのような味わいが感じられます。太陽をたっぷりと浴びた葡萄の味わいがします。度数13.5%。2011/7/16

●2009 ボルドー●

15578 LAMOTHE CASTERA 2009 Bordeaux Superieur 1500
ラモット カステラ ボルドー シューペリュール
ボルドー市から約80km離れたアントル・ドゥ・メール地区にあるシャトーで、このシャトーの建物は15世紀中頃から続く歴史的建造物とのことです。ジャン夫妻によって年産12万本生産されています。畑のほとんどは30年を超える樹齢で、約21ヘクタールの畑を所有しています。カベルネ・ソーヴィニヨン80%とメルロ20%の割合で、樽で10〜12ヶ月熟成させています。
18度で抜栓、ワインは赤紫がかったルビー色、グラスからは、赤色と紫色の花びら、熟していながらもピュアなカシスとブラックベリー、そして微かにビスケットのような香りが感じられます。口に含むと、シルキーな口当たりのミディアムボディで、綿菓子を想わせるようなフワリとしたタンニンがあり、そこに少しトロリとしたエキスが絶妙に絡み合い、酸度は低く、カシス果汁を染み込ませたマシュマロとホイップクリームとビスケット、ブラックベリー(次第にプルーンも)、鉄分を含んだミネラル、ほんのり鉛筆の芯、そしてヴァニラパウダーのような味わいが感じられます。飲み進める内に果実味に膨らみが出てきます。美味しいです。お値打ちボルドー。度数12.5%。2011/4/29

15848 L'ENCLOS de SAINT JACQUES 2009 Bordeaux Superieur 1580
ランクロ ド サン ジャック ボルドー シューペリュール
ランクロ・ド・サン・ジャックは、マルゴーのブルジョワ級「シャトー・シラン」が手掛ける3つ目のワインです。メドック左岸のジロンド河に程近い11haの畑は、ACマルゴーとACオー・メドックのどちらにも属さない境界に位置し、土壌は砂礫質土壌で表土に粘土質を持っています。この粘土質に適したメルロがワインに肉付きを与えており、しなやかなワインを産み出しています。 長年のミシェル・ロラン氏によるコンサルタントを現在はドゥニ・デュブルデュー教授が引き継いでいます。カベルネ・ソーヴィニヨン44%、メルロ30%、カベルネ・フラン26%の割合で造られ、12ヶ月樽熟成(新樽15%)させています。 16度で抜栓、ワインは黒紫と赤紫が混じり合った濃いルビー色、グラスからは、ほんのりミルキーなニュアンスを伴う熟してピュアなカシスとプラム、甘草、微かにアスファルト、そして薄くなめした皮革のような香りも感じられます。口に含むと、シルキーな口当たりのミディアムボディ(次第にフル寄りへ)で、完熟していながらもピュアな果実味が豊富に含まれていて、タンニンはヴェルヴェットのような舌触りがあり、酸度はやや低めに感じ、ふんわりと柔らかなヴァニラを伴う完熟カシスと完熟プラム、半生クッキーやタルト生地、ふかふかとした毛皮、そして甘草の味わいが感じられ、次第に完熟プルーンのような味わいも現れてきます。温度が上がるにつれ、豊富な果実味の中にたっぷりと良質なタンニンが含まれている事が分かります。お値打ちボルドー。迷わずオススメ。度数13.5%。2012/2/3

●2008 ボルドー●

15847 LA PROVIDENCE 2008 Bordeaux Superieur 1500
ラ プロヴィダンス ボルドー シューペリュール
ボルドー市とマルゴー村の間に位置するリュドン・メドック村にあるシャトー。長年に渡って古典的なワインを生産していた旧オーナーより譲り受けた現オーナーはユベール・ブテイエ氏。ブテイエ氏はシャトー・ラネッサンのオーナーであり、シャトー・パルメの共同オーナーとしても知られており、ボルドーワイン委員会(CIVB)の会長でもあります。これらの経験を最大限に活用し、グラン・ヴァンとは一味違ったラ・プロヴィダンスの持つ「河のテロワール」の魅力を最大限に引き出す事に注力しています。 ラ・プロヴィダンスが所有する10haの畑は、ガロンヌ河から運ばれた小石を多く含む礫質の影響を受けた粘土石灰質土壌を持ち、ACオー・メドックとの境界線すれすれに位置しています。この痩せて乾燥した土地は特にカベルネ・ソーヴィニヨン種の栽培に適しており、骨格を持ったワインを産み出しています。このワインは、メルロ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン15%、プティ・ヴェルド5%の割合で造られています。
16度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、香辛料や乾燥ハーブのニュアンスを伴うスグリとブラックチェリー、硬い木、干した赤身肉、そして微かに梅鰹のような香りが感じられます。口に含むと、古典的で、がっちりとした骨組みのミディアム〜フルボディで、ギュッと目の詰まったタンニンがあり、酸は丸みがあり、ボディ全体が引き締まっていてワイン全体の焦点が良く定まってり、硬い木の実のようなニュアンスを伴うドライチェリー、赤スグリ、小梅、赤身肉から滴る血、ハーブ、胡椒、そしてヴァニラの味わいが感じられます。ドライな果実味で、肉料理が本当に欲しくなります。度数12.5%。2012/2/2

15251 VAL DE ROC 2008 Bordeaux Superieur 1680
ヴァル ド ロック ボルドー シューペリュール
シャトー・オーゾンヌの現栽培責任者であるローラン・ヴァレ氏が2008年ヴィンテージより造り始めた新しいワイン。栽培家のプロとして選んだのはリブルネ地区フロンサックから約15km北に位置するSaint Ciers D'Abzac(サン・シエール・ダブザック)の地で、粘土石灰質の土壌を持つ優れた畑でした。面積は5.8haで、平均樹齢は30年、このワインに使用される品種の割合はメルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン10%となっています。 惑星をあしらった印象的なラベルと裏ラベルにはフランスの詩人ポール・エリュアールの「偶然は存在しない。決められた出会いがあるだけだ。」という言葉が生産者のメッセージとして込められています。
18度で抜栓、ワインは赤紫がかった濃い目のルビー色、グラスからは、熟したカシスと野生ブラックラズベリー、黒い石、鉄分を多く含んだミネラル、そして生牛肉から滴る血のような香りが感じられ、次第にブラックチェリーのような香りも現れてきます。口に含むと、非常にシルキーな口当たりのミディアムボディで、タンニンは正にシルクのように滑らかでキメ細かく、酸はしっとりと果実味に馴染んでおり、さらにピュアで軽やかなエキスが溶け合い、ツルリとした丸いミネラル感を伴う熟していながらもピュアなカシスとブラックチェリー、そして微かにヴァニラビーンズの味わいが感じられ、飲み進める内にタンニンに力強さが現れ、堅いタルト生地のような味わいへと変化していきます。モダン・スタイルのお値打ちボルドー。度数13%。2010/6/8

15778 SEGONZAC "Vieilles Vignes" 2008 Premieres Cote de Blaye 1850
スゴンザック "ヴィエイユ ヴィーニュ" プルミエール コート ド ブライ
クリュ ブルジョワ
ボルドー衛星地区の1つブライには、2700haを超える葡萄畑があり、その中でも最良の畑がある場所はプルミエール・コート・ド・ブライというアペラシオンになっています。スゴンザックは知る人ぞ知るこの地区の優良なブルジョワ級シャトーです。 1887年にジャン・デュピュイ氏によって設立され、1990年にジャック・マーメット氏の所有となり、2000年4月よりその家族が引き継いでいます。33.5haの畑はジロンド河を見下ろせる日当たりの良い斜面にあり、平均樹齢は25年で、中には40〜50年の古木も含まれています。このワインはその40〜50年の古木から収穫された葡萄から造られた上質なキュヴェです。 2008年産はメルロ70%とカベルネ・ソーヴィニヨン30%の割合です。
18度で抜栓、ワインは暗いルビーレッド色、グラスからは、シガー、ターメリック、桂皮、柔らかなヴァニラ、チョークの粉、土が付いたままのマッシュルーム、松ぼっくり、次第にコーヒー風味のスポンジケーキのような香りも現れてきます。果物然とした香りとは一線を画す昔ながらのボルドーらしい香りです。口に含むと、柔らかく、膨らみのあるミディアムボディで、タンニンはソフトですが量は十分にあり、酸は中くらいに感じ、丁子とターメリックのニュアンスを伴うドライチェリーと赤スグリ、シガー、なめした毛皮、湿ったシイタケ、石灰、そしてヴァニラパウダーのような味わいが感じられます。味わいもクラシカルです。度数13.5%。2011/11/5

15782 DOMAINE de CARTUJAC "La Gloire du Paysan" 2008 Haut Medoc 1950
ドメーヌ ド カルテュジャック "ラ グロワール デュ ペイザン" オーメドック
メドック地区サン・ローランの丘陵地にある約7haの畑(南と南西にある畑の東向き斜面)で葡萄が造られています。品種の割合は、カベルネ・ソーヴィニヨン59%、メルロ39%、プティ・ヴェルド2%で、9〜16ヶ月間オーク樽(新樽1/3)で熟成させています。キュヴェ名に“農民の栄光”と名付けられています。 18度で抜栓、ワインは黒紫と黒茶が混じり合ったような色合い、グラスからは、粉々に砕いた鉛筆、丁子、ターメリック、木炭、そして穏やかで心地よいロースト香を伴う黒スグリの香りが感じられます。口に含むと、ふっくらとした口当たりのミディアムボディで、キメ細やかななタンニンが豊富に含まれていて、酸度はやや低めに感じ、さらさらとした粉末状の胡椒と丁子のようなスパイシィさを伴う熟した黒スグリとプルーン、鉛筆、木炭、ふかふかとした土、ソフトなヴァニラ、そして石灰を含んだミネラルの味わいが感じられます。ワイン全体のバランスが良く、程よい熟成味も感じる美味しいボルドーです。度数13%。2011/11/10

15833 CHASSE SPLEEN 2008 Moulis 3850
シャス スプリーン ムーリス
シャトー・プージョーと同じく、ムーリ・アン・メドック村にある傑出したクリュ・ブルジョワ。メドックの格付けが見直されるとしたら、間違い無く格付け4〜5級に値するシャトーとも言われています。 葡萄品種の割合は基本的にカベルネ・ソーヴィニヨン70%前後、メルロ25%前後、プティ・ヴェルド5%前後となっており、温度管理されたステンレスタンクとコンクリートタンクを併用して醸造を行い、オーク樽(新樽40%)で12〜14ヶ月熟成し、卵白で清澄処理を行っています。 18度で抜栓、ワインは黒茶と黒紫が混じり合ったような色合い、グラスからは、心地よいロースト香とヴァニラ香を伴う熟したカシスとブルーベリー、微かにレザー、ハーブ、そして黒胡椒の香りが感じられます。口に含むと、しなやかで、クリーミーな口当たりのミディアムボディ(フル寄り)で、目の詰まった果実味があり、良く熟したタンニンはシルキーで、酸はやや低めに感じ、ヴァニラクリームのようなニュアンスを伴う熟したカシスとブルーベリー、ヴァニラアイス、ビスケット、白胡椒、そして石灰を多めに含むミネラルの味わいが感じられます。美味しい。現時点でもバランスがとても良いです。度数13%。2011/12/27 ※ラベルの金色の箇所に擦れがございます。

15686 CLOS RENE 2008 Pomerol 3850
クロ ルネ ポムロール
クロ・ルネはラランド・ド・ポムロール地区の真南に位置しています。葡萄品種は基本的に、メルロ60%、カベルネ・フラン30%、マルベック10%の割合で、22〜24ヶ月樽熟成が行われます。 17度で抜栓、ワインは赤紫がかった濃いめのルビー色、グラスからは、微かに皮革のニュアンスを伴うカシスとブラックチェリー、厚切りの赤身肉、微かにミント、そして黒い石を想わせるようなミネラルの香りが感じられます。口に含むと、厚みがありながら締まりもあるミディアムボディで、ミネラル感とやや硬めのタンニンがボディに骨格を与えていて、酸は丸みがあり、皮革と硬いビーフジャーキーのようなニュアンスを伴うカシス、ブラックチェリー、黒胡椒、細かなおが粉、そしてさらりとしたヴァニラの味わいが感じられます。10年くらい熟成しそうなポムロールです。度数13.5%。2011/9/9

●2007 ボルドー●

15783 HAUT MEDOU 2007 Bordeaux 950
オー メドゥー ボルドー
オー・メドックと間違えそうな何やら怪しい名前のシャトーですが、至極まともで、おいしいボルドーでした。スポット的に仕入れた銘柄ですが、資料が全くなく、品種の割合など全く分かりません。あしからず。 18度で抜栓、ワインは黒茶と黒紫が混じり合った濃いルビー色、グラスからは、コンポート状のカシス、熟れたプラム、甘草、そして半生肉のような香りが穏やかに感じられます。口に含むと、柔らかく、広がりのあるミディアムボディで、酸は果実味の中にしっとりと溶け込んでいて、タンニンはこなれていて柔らかく、半生肉のようなニュアンスを伴う熟れたプラム、少し水っぽいカシス、熟した黒オリーブ、微かに香辛料、そしてワカメや昆布に含まれるヨードのような味わいも感じられます。決して濃い果実味ではありませんが、旨味は十分。ワイン全体のバランスも良し。飲んでいて疲れません。個人的にはお値打ちボルドーに認定。度数12.5%。2011/11/11

15602 FRANC COUPLET 2007 Bordeaux 990
フラン クープレ ボルドー
粘土石灰質土壌からなる約50haの畑(平均樹齢20年)から収穫されたメルロ(60%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(25%)、カベルネ・フラン(15%)で造られたA.C.ボルドー。発酵は低温で3〜4日間行い、約5週間ステンレスタンクで熟成。その後大部分はタンクで、一部は樽で熟成させています。 18度で抜栓、ワインは微かに赤茶が混じり合った暗いルビー色、グラスからは、黒胡椒のニュアンスを伴うカシスとプラム、スミレ、赤紫蘇、微かに鉛筆、そしてやや硬めのミネラル香が感じられます。口に含むと、スリムなミディアムボディで、タンニンはキュッと締まっていて、酸は多過ぎず少な過ぎず果実味と上手くバランスが取れていて、鉛筆を舐めた時のようなニュアンスを伴う熟して瑞々しさもあるカシスとプラム、濃いめのヴァイオレットティー、とてもソフトなヴァニラ、そして石灰を含んだミネラルの味わいが感じられます。お値打ちです。この果実味の絶妙な濃度とミネラル感は、ボルドーの素晴らしさを十分伝えてくれます。度数13%。2011/5/26

15641 CHATEAU NICOT 2007 Bordeaux 1180
シャトー ニコ ボルドー
ガロンヌ川右岸、ボルドー市から南東35kmのエスクッサン村にある家族経営のシャトー。200年以上の歴史を持ち、1874年からはドゥブール家が管理運営してきました。ドゥブール家は女系家族だそうで、代々女性を中心にワイン造りが行われています。 畑の面積は約15haで、平均樹齢は20年、温度管理されたステンレスタンクで発酵後、30%はオーク樽(新樽率30%)で12ヶ月熟成させ、70%はコンクリートタンクで12ヶ月熟成させています。品種の割合は、カベルネ・ソーヴィニヨン67%、メルロ33%となっております。 16度で抜栓、ワインは赤茶混じりの暗いルビー/ガーネット色、グラスからは、スターアニスのニュアンスを伴う熟れたプラムとブラックチェリー、少し鉄分を含んだミネラル、そして生赤身肉のような香りが感じられます。口に含むと、柔らかな口当たりのミディアムボディで、フカフカとした柔らかで軽快なタンニンが優しく広がり、酸は瑞々しさがあり、すり潰した胡椒のようなニュアンスを伴う熟れたプラム、プルーン、赤いイチジク、さらさらとした黒い土、微かにヴァニラ、そして丁子のような味わいが感じられます。難しいヴィンテージでも上手に仕上げてきてます。度数13%。2011/7/3

15719 ROBIN 2007 Cotes de Castillon 2080
ロバン コート ド カスティヨン
サンテミリオンやポムロールと並び粘土石灰質土壌の優れたテロワールを持つコート・ド・カスティヨンの高台に12haの畑を所有。現オーナーのジェローム・カイユ氏が2003年に訪れた際、このシャトーの持つ環境、畑、ポテンシャルに一目惚れして購入。目指すスタイルは、果実味がしっかりとした柔らかさのある若い内から美味しく飲め、素直で飲み手に喜びを与えるナチュラルなワインです。高騰が止まらない投機的な一部ボルドーワインとは違い、純粋に楽しんでもらいたい、という想いが詰まっています。 手掛けるワインはシャトー・ロバン1種類のみで年産約6万本。葡萄品種の割合は、メルロ60%、カベルネ・フラン30%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%となっており、カベルネ・フランの比率の高さが独特の個性とエレガンスを与えています。平均樹齢は40年、新樽率は18%です。
16度で抜栓、ワインは赤黒がかった濃いめのルビー色、グラスからは、心地よいロースト香とヴァニラを伴う黒スグリ、微かにレザー、粗挽き黒胡椒、乾燥ハーブ、スパイシィなサラミ、そして鉄分を含んだミネラルの香りが感じられ、次第にビターチョコのような香りも現れてきます。口に含むと、程よい濃度を持つミディアム(少しフル寄り)で、滑らかでシルキーなタンニンがあり、酸は突出しておらず果実味を上手くまとめていて、粗挽き黒胡椒のようなスパイシィなニュアンスを伴う黒スグリとブラックラズベリー、乾燥ハーブ、サラミ、ほんのりビターチョコとラムレーズン、そして柔らかなヴァニラの味わいが感じられます。抜栓後30分ほどするとボディに膨らみが出てきます。現時点でも十分楽しめるバランスの良いボルドーです。度数12.5%。2011/9/16

●2006 ボルドー●

15067 SEIGNEURS D'AIGUILHE "Comtes de Neipperg" 2006 Cotes de Castillon 1550
セニョール デギュイユ "コント ド ナイペルグ" コート ド カスティヨン
シャトー・デギュイユのセカンドワイン。シャトー・デギュイユは、ラ・モンドットやカノン・ラ・ガフリエールで有名なステファン・ナイペルグ伯爵が1990年に購入し、醸造コンサルタントに「ド・ラ」の所有者ステファン・ドゥラノンクール氏を迎え入れ、品質を急速に向上させました。畑は42haで、土壌は粘土石灰質、平均樹齢は27年です。 このワインはメルロ80%、カベルネ・フラン20%の割合で、温度管理されたステンレスタンクと木樽で18〜30日間発酵を行い、ステンレスタンクと1〜2年使用のオーク樽にて12ヶ月熟成させています。 18度で抜栓、赤紫がかった濃いめのルビー色、グラスからは、フワリと漂う上品なヴァニラ香を伴う熟した黒スグリとブラックベリー、さらさらとした黒い土、ほんのりチョーク(または石灰)の粉、木炭、軽くスモークした肉、そして微かにキノコ類の香りも感じられます。口に含むと、ふくよかで軽やかな口当たりのミディアムボディで、キメ細かいタンニンはふっくらと口中に広がり、酸度はやや弱めに感じ、さらりとした黒土と丁子、やや水分多めの黒スグリとブラックベリー、ほんわかとしたヴァニラ、灌木と木炭、そしてマッシュルームのような味わいが感じられます。度数13.5%。2009/7/31

15849 CHATEAU DE FRANCS "Futs de Chene" 2006 Cotes de Francs 1690
シャトー ド フラン "フュッド シェーヌ" コート ド フラン
サンテミリオンの東へおよそ10キロ先に位置するボルドーでもっとも小さいアペラシオンのひとつ、コート・ド・フラン。1980年代半ばにこの土地の持つ潜在能力を認めたシャトー・シュヴァル・ブランのドミニク・エブラール氏(当時)とシャトー・アンジェリュスのユベール・ド・ブアール氏という著名シャトー・オーナー2人の競演により誕生したシャトーです。 メルロ70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%の割合で、温度管理のできるタンクで発酵させ、オーク樽(新樽率20%)で12ヶ月熟成させています。 18度で抜栓、ワインは黒紫と赤茶が混じり合った濃いルビー色、グラスからは、ウコンのような香辛料のニュアンスを伴うスグリ、ロースト肉、鉄分を含んだミネラル、そして鉛筆と松ぼっくりのような香りが感じられます。口に含むと、スムースな口当たりのミディアムボディで、果実味はスリムで、ボディの中心にス〜ッと伸びるミネラルの芯があり、キメ細かく締まりのあるタンニンと相まってワイン全体にエレガンスさが漂い、酸もエレガントでしっとりとしていて、チョークとヴァニラパウダーのようなニュアンスを伴うスグリ、スミレ、鉛筆の芯、丁子、ウコン、そしてシガーのような味わいが感じられます。食事と合わせたいワインです。度数13.5%。2012/2/3

15165 CHATEAU PENIN Grande Selection Merlot 2006 Bordeaux Superieur 2450
シャトー ペナン グランド セレクション メルロ ボルドー シューペリュール
シャトー・ペナンは、ドルドーニュ川を挟んだサンテミリオン・ポムロールの対岸に位置しています。現当主のパトリック・カルティロン氏は、1854年から代々続くこのシャトーを継ぐ前、醸造学の研究、数々のシャトーの醸造指導者として経験を積み、1982年よりペナンの栽培・醸造を仕切っています。 このボルドー・シューペリュールは、樹齢30年以上の最も栽培環境の良い区画から厳選されたメルロ100%から造られています。葡萄本来の香りと味を生かすためにアルコール発酵は24〜26度の比較的低温で行い、熟成は新樽と2年&3年使用樽を各3分の1の割合で使用し、12ヶ月熟成させています。
17度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、モカ味のクッキーと少しココア、上品なヴァニラを伴う完熟ブラックベリー、そしてほんのり鉄分を含んだ土のような香りが感じられます。口に含むと、メルロならではの膨らみのあるミディアムボディ(少しフル寄り)で、シルク生地を想わせるようなキメのとても細かなタンニンがふくよかな果実味と共に口中を満たし、酸度は低く、ココアパウダー、粉々にしたクッキー生地、完熟ブラックベリー、なめした毛皮、スモークしたラム肉、そして上品なヴァニラの味わいが感じられます。果実味に目の詰まったような(もしくは継ぎ目のない)感覚があります。大変良質な葡萄を使用し、丁寧な醸造をしている事が良く分かります。度数13%。2010/3/12

15113 LE HAUT MEDOC de GISCOURS 2006 Haut Medoc 2480
ル オー メドック ド ジスクール オー メドック
マルゴーのシャトー・ジスクールが、A.C.オー・メドックからの葡萄で造るワイン。もちろんジスクールのチームがジスクールの設備を使用して造っています。A.C.オー・メドックにある畑の面積は40ha、収穫量は55hl/ha、平均樹齢は15年、カベルネ・ソーヴィニヨン50%とメルロ50%の割合で、フレンチオークにて12ヶ月熟成させています。 18度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いめのルビー色、グラスからは、ほんのりお香とローストハーブのようなニュアンスを伴う完熟ブラックベリー、軽く煮詰めたプルーン、甘草、柔らかなヴァニラ、そして軽くローストしたコーヒー豆のような香りも感じられます。口に含むと、ふくよかな口当たりのミディアムボディで、タンニンは良く熟していて収斂味はほとんど感じさせず、酸度は低く、香りと同じくお香のようなニュアンスを伴う完熟ブラックベリーとプルーン、なめした皮と半生の牛肉、甘草、丁子、湿った土壌、シイタケ、白胡椒、石灰、そしてシルキーなヴァニラの味わいが感じられます。度数13%。2009/11/21

15391 BAD BOY "J.L.Thunevin" 2006 Bordeaux 2950
バッド ボーイ "ジャン リュック テュヌヴァン" ボルドー
シャトー・ヴァロンドローで有名なジャン・リュック・テュヌヴァンが手掛けたA.C.ボルドー。アペラシオンこそ単なるA.C.ボルドーですが、その中身は遥か上をいっております。樹齢40年以上のメルロを主体とし、カベルネ・ソーヴィニヨンを5%ほど使用しています。 19度で抜栓、ワインは赤紫の色調が強いルビー色、グラスからは、香辛料のスパイシーな香りと共に、皮革、ロースト香を伴うスグリとチェリー、そして大きな黒い石を想わせるような香りが感じられます。口に含むと、バッド・ボーイという名前とは対象的な、品格を感じるミディアム〜フルボディで、贅肉をあまり感じさせず、しっかりとした骨組みのまわりにシルキーな果実味が隙間なく巻き付いているという感じで、タンニンはサテン生地のように滑らかで艶やかで、酸は柔らかく果実味に上手く融合していて、ヴァニラパウダーのようなニュアンスを伴う熟した黒スグリと果皮の厚いブラックチェリー、ピュアなプルーン、柔らかくなめした皮革、サテン生地、そして湯葉のような口中でほろほろと溶けるような感覚があります。非常に美味。ラベルデザインとワイン名からはとても想像できない高級感のある味わいです。そのギャップがまた面白いです。度数14%。2010/10/21

15532 POUJEAUX 2006 Moulis 3880
プージョー ムーリ
ムーリ・アン・メドック村にあるシャトー・プージョー。ながらくテイユ家によって管理運営されてきましたが、2008年よりサンテミリオンのクロ・フルテを所有するフィリップ・キュヴェリエ氏と彼の息子マシュー氏によって管理運営されています。この2006年産はキュヴェリエ家によってボトリングされていますのでラベルにはキュヴェリエ氏の名前が印字されています。 畑は68haで、平均樹齢は35年、基本的にカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ40%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド5%の割合で、フレンチオーク樽にて12ヶ月熟成(新樽率は30〜40%)されます。ポタンサックやシャス・スプリーンなどと同じく、格付けワインに匹敵するような非常にレベルの高いワインを産しています。
18度で抜栓、ワインは黒の色調が強い濃密な黒紫色、グラスからは、黒胡椒、オールスパイス、レザー、黒スグリ、スパイシィなサラミ、次第に線香の匂いが染み込んだ木魚のような香りも現れてきます。口に含むと、滑らかな口当たりのミディアム〜フルボディで、フワリ&トロリとしたエキスが含まれていて、非常にキメの細かなタンニンがたっぷりと含まれていますが収斂味は感じず、酸度は低めで、スモークしたラム肉、なめしたレザー、ヴァニラパウダーとチョークの粉、粉末状の丁子と黒胡椒、甘草、熟した黒スグリ、そしてチョコチップが入ったソフトクッキーの味わいが感じられます。現時点でも美味です。度数13%。2011/2/18

15561 CHATEAU LE PUY 2006 Cotes de Francs 4150
シャトー ル ピュイ コート ド フラン
ボルドーのコート・ド・フランに居を構えるアモロー家の人々は、400年以上も自らの土地を化学薬品から守ってきました。1990年から13代目ジャン・ピエール氏と息子パスカル氏が中心となり、素晴らしいワインを造り続けています。 ボルドーから北西に約50キロ、サンテ・ミリオンとポムロールから続く同じ丘陵のコート・ド・フラン。珪土を含む石灰粘土質のごく浅い表土の下は固い石灰質の岩盤が広がる土壌ですが、その岩盤にシャトー・ル・ピュイの葡萄樹は地下70メートルも根を伸ばし、地中のミネラルを吸い上げると言います。そのミネラルはワインに表現され、彼らのワインはボルドーワインとは思えないような清廉さと滋味深さが特徴となります。 品種の割合はメルロ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン14%、カルメネール1%で、酸化防止剤(SO2)は熟成時のみ少量使用しています。
16度で抜栓、ワインは紫と濃い赤茶が混じり合ったような色合い、グラスからは、スミレの花、巨峰、熟していながらもピュアなカシスとプラム、ブラックオリーブ、ヨード、そして微かに硯石を想わせるようなミネラルの香りも感じられます。口に含むと、瑞々しい果実味を持つミディアムボディで、ピノ・ノワールが持つような凛とした酸とエレガントなタンニンがあり、濃いめのヴァイオレットティー、厚い果皮をもったカシスと巨峰、熟れたプラム、グレープソースをかけたロースト肉、完熟ブラックオリーブ、微かにシイタケ、そして柔らかなミネラルの味わいが感じられます。ボルドーというよりも自然派ブルゴーニュを飲んでいるような感覚になります。非常に印象的なボルドーです。度数12%。2011/4/9 ※ロウキャップです。

●2005 ボルドー●

14932 TOUR ST. BONNET 2005 Medoc 2250
トゥール サン ボネ メドック
クリュ ブルジョワ
ブルジョワ級シャトーです。管理&所有者はラフォン家。約40haある畑は、メドックのサン・クリストリ村近くの、ジロンド河に隣接した砂利の多い恵まれた土壌となっており、平均樹齢は35年となっています。品種の割合は年によって若干異なりますが、2005年産の資料ではカベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロ45%、そしてプティ・ヴェルド5%、マルベック5%の割合となっており、全体の10%をフードルと呼ばれるオークの大樽(新樽率は50%)で16〜18ヶ月熟成させています。 18度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、タバコと胡椒のニュアンスを伴う熟した黒スグリ、穏やかなヴァニラ、そして土を想わせるような香りが感じられます。口に含むと、柔らかさも備えたミディアムボディで、タンニンの量は十分豊富ながら口中に刺さるような感覚はなく、酸度は中くらいで、さらさらした土のニュアンスを伴う熟した黒スグリ、白胡椒、シルキーな味わいのタバコ、杉の木、そして中心に黒石を想わせるようなミネラルが感じられます。飲み進めても疲れを感じさせない仕上がり。度数13.5%。2008/11/15

15676 SENEJAC 2005 Haut Medoc 2880
セネジャック オー メドック
クリュ ブルジョワ シュペリュール
2003年のブルジョワ級シャトー格付け改定の際にクリュ・ブルジョワ・シュペリュールに格付けされたシャトーの1つです。シャトーはメドックの最南部、パランピュイールの町の西にあり、植えられている葡萄はカベルネ・ソーヴィニヨン48%、カベルネ・フラン11%、メルロ37%、プティ・ヴェルド4%で、平均樹齢は35年、収量は45hl/ha、すべて手摘みで収穫しています。 18度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いめのルビー色、グラスからは、鉛筆の芯と樫の木のニュアンスを伴う黒スグリ、硬い鰹節、スターアニス、そして黒い石のようなミネラル香が感じられます。口に含むと、焦点がよく定まった凛としたスリムなミディアム〜フルボディで、ボディの中心にスルリと伸びたミネラルの芯があり、タンニンはさらさらとしてキメ細やかながら締まりがあり、酸は清楚で、鉛筆の芯とチョークの粉のようなニュアンスを伴う黒スグリ、湿った樫の木、ナツメグ、ローリエ、シルク生地、そして黒い石を噛んだ時のようなミネラル感が感じられます。クラシカルな造りで長い寿命を持っていそう。そして飲み飽きのこないタイプ。度数13%。2011/9/1

14695
3550
レ ザマン デュ Ch.モン ペラ プルミエール コート ド ボルドー
2003年より正式にリリースされたモン・ペラの新コンセプトワイン。モン・ペラの選別された区画の畑から収穫された葡萄を使用した特別なキュヴェとなっています。 16度で抜栓後、18度からスタート。ワインは黒紫がかった濃いめのルビー色、グラスからは、粉々にした黒胡椒、丁子、アニス、ほのかなトースト香、粘土質土壌、インク、そして黒スグリの、閉じこもったような香りが感じられます。口に含むと、モン・ペラよりも酸とミネラル感を備えたミディアム〜フルボディで、タンニンはキメ細かさと力強さを兼ね備えていて、甘い果実味はさほど感じさせず、肥えた口当たりというよりも骨組みを感じさせ、黒い石のようなミネラル感を伴う赤スグリ、ヴァニラを伴うプラム、赤身肉、胡椒、ナツメグ、丁子、湿った土壌、そして鉛筆の芯のような味わいが感じられます。飲みすすめるほど目の詰まったタンニンが現れてきます。長熟タイプと感じました。度数14%。2007/10/12

15523 POUPILLE 2005 Cotes de Castillon 3880
プピーユ コート ド カスティヨン
90年代中頃、マイナーなアペラシオンだったコート・ド・カスティヨンから彗星のごとく現れた生産者。オーナーであるフィリップ・カリーユ氏は各国での経験を生かし、様々な技術に挑戦しています。より自然な栽培方法、より厳格な収穫時の選別、樽熟成中にオリとワインが均一に接触する為の回転式樽ラックの導入など、不断の改革を進めています。現在は所有する全てのシャトーで有機栽培を実践しています。 プピーユは、底土に石灰質をいもつ粘土質土壌で栽培されている平均樹齢40年のメルロを100%使用し、コンクリートタンクで発酵を行い、225Lのオーク樽で36ヶ月熟成させています。新樽70%で、1年使用樽30%です。 18度で抜栓、ワインは黒紫と黒茶が混じり合ったような透けて通らない濃密なルビー色、グラスからは、粉々に砕いた黒胡椒と微かにお香のようなニュアンスを伴う完熟黒スグリ、ビターチョコ、ほのかにローストしたコーヒー豆、そして粘土混じりの土のような香りも感じられます。口に含むと、少しトロリとしたエキスを感じさせるフルボディで、完熟メルロ由来の柔らかみのあるタンニンは量感たっぷりで、酸度は低めに感じ、片栗粉とヴァニラパウダーとさらにチョークの粉のようなニュアンスを伴う完熟黒スグリとプルーン、ウコンや丁子や胡椒などの色々な香辛料、ビターチョコ、エスプレッソ、シガー、スモークしたラム肉、そして土の付いたままのシイタケのような味わいも感じられます。力強さと膨らみを兼ね備えています。度数13%。2011/2/11

14752
5980
マルキ ダレム ベッカー マルゴー
1979年以降、ジャン・クロード・ズジェール氏によって運営されている格付け3級シャトー。収穫は手摘みで行われ、選別された酵母を加えて発酵、マセラシオンはヴィンテージによって異なりますが8〜15日間、温度調節されたステンレスタンクで30度を超えない温度のもとに行います。マロラクティック発酵後オーク樽に移され、12ヶ月熟成。ビン詰めの前に清澄処理され、基本的に濾過はしていません。 品種の割合はヴィンテージによって異なりますが、基本的にメルロ45%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン15%、そしてプティ・ヴェルド10%となっています。
18度で抜栓、ワインは黒紫がかった暗いルビーレッド色、グラスからは、ほのかに動物の毛皮のようなニュアンスを伴う熟して柔らかな黒スグリとブラックベリー、控えめで綺麗なヴァニラと粉末状の黒胡椒、さらさらとした黒い土、炭、そして丁子のような香りが感じられます。口に含むと、ふっくらとした口当たりが印象的なミディアム〜ソフトなフルボディで、サテンのような感触のタンニンが隅々に配置されていて、酸度は低めで、ワイン全体にピュアな感じがあり、清楚なヴァニラを伴う熟して品のある黒スグリとブラックベリー、ブラックチェリー、チョーク(または石灰)、毛皮、丁子、粉末状の白胡椒と黒胡椒、さらさらとした土、そして軟水のような柔らかなミネラルの味わいが感じられます。全体のバランスが非常に良いため、現時点でも十分美味しいです。度数13.5%。2007/12/18

●2004 ボルドー●

15134 CROIX MOUTON "Jean Philippe Janoueix" 2004 Bordeaux Superieur 2580
クロワ ムートン "ジャン フィリップ ジャネックス" ボルドー シューペリュール
ドルドーニュ河沿いのルゴンに位置するシャトー。若く才能溢れる注目のジャン・フィリップ・ジャネックス氏が1997年にこのシャトーを購入。オリとワインの接触を増すために葉巻型の樽を半分使用したり、ペトリュス等と同じように極微量の空気の透過性があるため内部塗装のないコンクリートタンクを使用したりしているそうです。土壌は泥土を多く含む粘土質土壌。樽(一部新樽)で熟成しています。品種の割合はメルロ70%、カベルネ・フラン25%、プティ・ヴェルド5%となっています。
18度で抜栓、ワインは黒紫に赤茶が微かに混じり合ったような色合い、グラスからは、湿った粘土質土壌となめした皮革が混じり合ったようなニュアンスを伴う熟した黒スグリとブラックベリー、お香、白胡椒、ヴァニラパウダー、スモークしたラム肉、そして鉄分を含むミネラルの香りが感じられます。口に含むと、非常に滑らかで、シルクのような口当たりのミディアムボディで、微粒子のタンニンが柔らかく広がり、酸もとてもキメが細かくエレガントで、それらがふっくらとした果実味を優しく包み込んでいて、チョークの粉(または粉々に砕いた石灰)とヴァニラパウダーのようなニュアンスを伴う熟していながら瑞々しさもある黒スグリ、少しハーブを伴うブラックベリー、丁子、シガー、湿った土壌、そして半生のラム肉のような味わいが感じられます。シルキーなボディの中心には、ほど良い芯を感じさせるミネラル感も存在しています。美味。度数13%。2010/1/12

●2003 ボルドー●

15810 LOUMEDE "Cuvee Prestige" Futs de Chene 2003 Premieres Cote de Blaye 1990
ルメード "キュヴェ プレステージュ" フュッド シェーヌ プルミエール コート ド ブライ
石灰質粘土土壌からなる18haの畑をもつシャトーで、現在レイノー家が管理運営しています。品種はメルロ65%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%の割合で、樽熟は12ヶ月となっています。 18度で抜栓、ワインは黒茶と赤黒が混じり合ったような不透明な色合い、グラスからは、湿った鉛筆、墨汁、お香、カシスソースを塗ったローストビーフ、煮込んだプルーン、レーズン、ブラックオリーブ、湿った葉巻、そしてシイタケと腐葉土のような香りも感じられます。複雑性のある良い香りです。口に含むと、果実味、酸、タンニンのバランスが非常に良いミディアムボディで、色々な要素が上手く馴染み始めていて、果実味は質量ともに十分で、タンニンはカドがなく、酸は比較的穏やかで、半生ラム肉のようなニュアンスを伴うコンポート状のプルーン、リキュール漬けレーズン、イチジクの赤ワイン煮、完熟ブラックオリーブ、なめした皮革、丁子、ほんのりヴァニラ、そして出し汁に浸したシイタケのような味わいも感じられます。美味です。お値打ちです。ルメードの2000年産を飲まれていた方は安心してこの2003年産に移行できます。度数12.5%。2011/12/4

15346 CLOS DES DEMOISELLES 2003 Listrac-Medoc 2380
クロ デ ドモワゼル リストラック メドック
クロ・デ・ドモワゼルは、隣に畑を所有するシャトー・フォンレオーが2002年に購入した区画から造られるワインです。この区画はメドックとリストラックの境界線上にプラトー(台地)となっている2.4haの区画で、醸造はシャトー・フォンレオーのジャン・シャンフロー氏によって行われ、醸造設備についてもシャトーと同じ設備を使いますが、自社銘柄とは完全に分け、クロ・デ・ドモワゼルとしての生産を続けています。というのもこの区画は南東向きのプラトーとなっており、砂利、石灰岩層が深く、他とは異なるテロワールの特徴を有するためです。 収穫は全て手摘みで100%除梗し、新設されたセメントタンクで4週間の長期マセラシオンを施します。約40%の新樽を用い、14ヶ月の樽熟成によりメルローのふくよかな味わいが引き立ち、豊かな果実味と雑味をそぎ落とした綺麗な酸味で高バランスのワインに仕上げられています。品種の割合は、メルロ90%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%、カベルネ・フラン5%です。
18度で抜栓、ワインは濃い赤茶色が混じりあった黒紫色、グラスからは、お香、ローリエ、丁子、胡椒、なめした皮革、スモークした肉、木炭、土の付いたキノコ、清潔なオーク、そして黒スグリと桑の実のような香りが感じられます。口に含むと、膨らみと柔らかさを備えたフルボディで、熟してキメの細かいタンニンをたっぷりと含み、酸は比較的穏やかに感じ、少しフワリ&トロリとしたエキスを含み、ワイン全体のバランスも良く、すり潰した胡椒と丁子のニュアンスを伴う完熟黒スグリと少しトロリとしたプルーン、ヴァニラ、おがくず、なめした皮革、土のついたマッシュルーム、鉄分を含んだミネラル、そしてスモークしたレバーのような味わいが感じられます。美味。これはしっかりとした造りです。度数13.5%。2010/9/10

14765 REINE BLANCHE 2003 St.Emilion Grand Cru 3080
レヌ ブランシュ サンテミリオン グランクリュ
デスパーニュ家所有のシャトー。ポムロールとの境に極近いサンテミリオン北部に位置し、面積は約6haです。このシャトーは1955年にフランソワ・デスパーニュの叔父が購入しました。テロワールは、グラン・コルバン・デスパーニュとほとんど同じ粘土と砂利質土壌となっており、鉄分も含んでいます。収穫は手摘みで行い、熟成には最初にステンレスタンクを使い、その後樽で行われます。品種の割合は、メルロ60%とカベルネ・フラン40%となっています。 18度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、八角(スターアニス)のニュアンスを伴う軽〜くローストした黒スグリ、薄くなめした皮革、ほのかにヴァニラ、湿った土、そして微かにアイロンを想わせるような鉄っぽい香りも感じられます。口に含むと、エレガントな口当たりのミディアムボディで、タンニンは粉のようにキメ細かく、酸度はやや低めですがボディの中心に十分なミネラル感があり、その中心から上品な果実味がフワリと広がっていくような感覚で、八角と丁子のニュアンスを伴うピュアな黒スグリとブラックベリー、黒い石、薄くなめした皮革、甘草、そしてほんのりヴァニラパウダーのような味わいが感じられます。飲んでいて疲れず、1本完飲。度数13%。2008/2/13

14766 CLOS DU JAUGUEYRON 2003 Haut Medoc 3350
クロ デュ ジョゲロン オー メドック
若手醸造家ミシェル・テロン氏(南仏出身)のワイン。彼はボルドー大学で醸造学を学び、1993年からオー・メドックとマルゴーでワイン造りを始めました。その後、南仏の両親の畑も継承し現在に至っています。南仏ラングドックらかのワインはドメーヌ・ド・クーテルとして、オー・メドックとマルゴーのワインはクロ・デュ・ジョゲロンの名でリリースしています。 このワインの品種の割合は、カベルネ・ソーヴィニヨン63%、メルロ28%、プティ・ヴェルド2%、残りはカベルネ・フランその他品種で7%となっています。
17度で抜栓、ワインは黒紫がかったルビー色、グラスからは、半生のラム肉のようなニュアンスを伴う熟してピュアなカシスとブラックチェリー、プラム、ほんのり湿った土壌、そして微かな黒胡椒の香りが感じられます。口に含むと、とてもピュアな果実味を持つミディアムボディで、サテンのようなタンニンがあり、酸度はやや低めですが果実味に十分な瑞々しさがあり、香りと同じく半生ラム肉のような風味を伴う熟してすこぶるピュアなカシスとブラックチェリー、甘やかなプラム、ヴァニラパウダー、上品な黒胡椒、さらさらとした土、そして柔らかなミネラルの味わいが感じられます。実に美味しい。かなり気に入ってしまいました。度数12.5%。2008/2/16

  


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