ニコラ・ポテル氏が立ち上げた自身のドメーヌ。父ジェラール・ポテル(故人)と共にメゾン・ニコラ・ポテルを設立したのが1997年で、当初ニコラ氏本人はドメーヌの設立は考えていませんでした。それは、メゾン・ニコラ・ポテルが最高品質の葡萄を買い付け、醸造から手掛けるという限りなくドメーヌに近いコンセプトを持っていたからです。ただ、以前から自社畑(メゾン・デュー)を所有しており、その葡萄はメゾンのワインとして購入葡萄と一緒に扱われていました。やがて自社畑を買い足し、気候条件が難しく、生産者の力量が試される年となった2007年であるからこそ、新たな挑戦を決意しました。 ビオロジックによる葡萄から最高のワインを造る事を目指し、補糖、補酸は一切行わず、So2の使用は最低限に抑えています。赤白ともに小型のステンレスタンクにて低めの温度でゆっくり約30日発酵を行い、シュール・リーのまま樽熟成させています。白ワインは畑の個性を引き出す為にバトナージュ(撹拌)を行いません。赤ワインの除梗比率は収穫年により変更する方針ですが、基本的に全房発酵を理想としています。 このA.C.ブルゴーニュ・シャルドネは、A.C.サン・ロマンのスーロシュ3区画の格下げという贅沢な品となっています。最低樹齢約60年、生産量は3,000本です。
13度で抜栓、ワインは黄緑色が溶け込んだような光沢のある麦わら色、グラスからは、ほんのりマロングラッセ、ホワイトチョコレート、バターを塗った完熟洋梨と完熟黄リンゴ、ナツメグ、そして微かにイーストの香りが感じられます。口に含むと、しなやかでシルクのようなミディアムボディで、ピュアなエキスと自然な酸が果実味と上手く融合していて、絹ごし豆腐のようなフワリ&トロリとした口当たりがあり、溶かしバターで漬け込んだ洋梨と黄リンゴ、マロングラッセ、ほんのりシロップ漬け柑橘系果実、湯葉、ユリ根、そしてイーストの味わいが感じられます。美味。度数12.5%。2009/6/19 ※ロウキャップです。 |