Highly Recommended! 2003年2〜3月分


ブルゴーニュの魔術師となるか!?
※ダニエル・ショパンとは全く関係ございません。


フランス ブルゴーニュ(赤)
 
13546 BOURGOGNE Pinot Noir 1999 Arnaud Chopin
¥1950
ブルゴーニュ ピノ ノワール
アルノー ショパン
ニュイ・サン・ジョルジュのコンブランシアン村にある知られざる若手生産者(かなり有望株)です。5代目にあたるアルノー・ショパンが中心となってワイン造りをしています。現在、ニュイ・サン・ジョルジュやシャンボール・ミュジニーなど9つのアペラシオンに計13ヘクタールの畑を所有しており、生産量の90%が赤ワインとなっています。赤ワインはすべて樽(ヴォージュ産のフレンチオーク、内30%が新樽)で熟成させ、フィルターを通さず、収穫年によって清澄作業のみ行います。
ワインは赤紫がかった暗いルビーレッド色、グラスからは、スミレの花とほのかに香辛料の混じりあうカシスの上品で洗練された香りが漂い、時折なめし皮の香りがチラリと現れます。口に含むと、絹のような滑らかな舌触りがあり、ミディアムボディで、上品な酸味とキメ細かなタンニンが融合していて、紫色の花とブラックチェリー、カシス、プラムなどの、純粋で、かつ上品に熟した味わいが口中で感じられます。美しい余韻。間違いなく掘り出しもの。度数12.5%。2003/2/6


Domaine Chopin & Fils(Arnaud Chopin)
7世代前から畑は所有していましたが、ワイン造りは4代前から始めました。アルノーは醸造学校を卒業した後、南アフリカのワイナリーで6ヶ月間修行しました(醸造学校を卒業すると自分の家から半径50km以上離れたところでないと修行してはいけない決まりがあるそうです)。その後、1997年からワイン造りを開始。「今はワイン造りが楽しく面白い」と言います。

彼はワインの品質の80%は畑(テロワール)で決まると考えているので、毎日畑に足を運びます。自然のままでは20房付けてしまう葡萄を、8月頃のグリーンハーベストで6〜8房に制限しています(養分が房に行く前の茎の状態で除去)。収穫量の制限とともに、風通しをよくし病気を防ぐ意味もあります。100%除梗します。
繊細でフルーティなワイン造りを目指しているので、発酵の最初の1週間位は10℃位のコールドマセラシオン・コールドヴィニフィケーションを行います。その後15日間ゆっくりと発酵し、徐々に温度を上げていきます(32〜34℃位まで)。翌年の9〜11月に澱引きのためコンテナタンクへ移します。このタンクは澱の沈殿が効率よく行えます。赤ワインはすべて樽(フレンオーク、内30%が新樽)で熟成させています。フレンチオークの中でも、繊維のキメが細かく詰まっているヴォージュ産を使用しています。ショパンの目指す繊細なワインの熟成にとてもよく合います。赤は、フィルターは通さず、年によってファイニングのみおこないます。白はどちらも行います。

『らくだ』さまより 2003/3/16
--BOURGOGNE Pinot Noir 1999 Arnaud Chopin

確かにブルゴーニュというアペラシオンをこえるワインであることは間違いありません。でも、このワインは好き嫌いがわかれそうです。
香りからしてシナモンとブラックペッパーの独特の香りがします。ブラインドで臭いだけかいだら、間違いなくヴォーヌロマネのワインといってしまうでしょう。口に含めば骨格ががっちりした土の香り漂うワインです。ブラインドで味だけみたら、ニュイサンジョルジュのワインといってしまうでしょう。本当に高品質です。でも、自分が低価格のブルゴーニュにもとめる果実味はあまりありません。すごく乾いた感じがします。この辺好みが分かれそうです。
思うにこのつくり手は本当にきっちりつくっている、上級ワインもこのような下級ワインも同じようにつくっているように思えます。そこから、アペラシオンの特性上エキス分は薄いが雰囲気はグランヴァンの雰囲気をたたえたこのようなワインがつくりだされているのでは、と感じました。もっともこれはビンテージが99年だからであって、2000年のような果実味ゆたかな香り高い(ただしグランヴァンでも長持ちしそうもない)ビンテージだとまた違うのかもしれません。
とりとめなくなりましたが、このブルゴーニュが味の方向性として他の定評あるブルゴーニュ(貴店あつかいではカシューとかルシュノーとかグロ一族とか)とは違った方角にいっていることはまちがいありません。値段もてごろだし、これからも追いかけてみたくなるドメーヌです。


ツルヤの青嶌より:
アルノー・ショパン(現在28才)についてご報告いただけ非常にうれしいです。まったく予備知識を持たずに仕入れたのですが、この生産者は新しい発見でした。
甘い果実味を前面に出したスタイルでもなく、かといって濃密でタニックなスタイルでもない、ちょうどその中間をうまくいっていると思います。コルクを抜いた直後はスパイシィな香りも漂いますが、このワインはジワジワと柔らかくなっていきますよ。時間が経つほど果実味と酸味のバランスが崩れていくA.C.ブルゴーニュは結構あるのですが、このワインに関しては予想外でした。コルクを抜いて2人で飲み終わる頃でもバランスが良かったです。

お客様の反応は現在のところ、「このブルゴーニュは最後まで飲める。」というご報告を店頭でお1人さまから頂いており、ネット販売でお買い上げいただいたお客様から「(コルクを抜いた直後は)果実香に甘さのほかに湿っているような苦味のような印象があり、アフターにもほんの少し同様の感じがあります。味覚としては微妙に苦味があるようにも感じました。」とのご報告もいただいております。どちらのお客様も一度で終わらず、その後再度ご注文&お買い上げいただいておりますので、アルノー・ショパンに興味をもっていただけたようであります。
2003/3/17

↓ アルノー・ショパンのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ。樹齢60年のピノを使用。↓
フランス ブルゴーニュ(赤)
 
13554 COTE DE NUITS VILLAGES "Vieilles Vignes" 2000 Arnaud Chopin
¥2950
コート ド ニュイ ヴィラージュ "ヴィエイユ ヴィーニュ"
アルノー ショパン
60年樹齢のピノ・ノワールから造られるコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ。このアペラシオンにはお買得品が多いことを改めて認識させられました。
ワインは赤紫がかった暗いルビーレッド色、グラスからは最初に、色とりどりの香辛料、新しいレザージャケット、野鳥などの香りが感じられ、次第にスミレの花びら、スグリ、新鮮なプラム、ミネラルなどの香りが現れてきます。口に含むと、目の詰まったミディアムボディ(ピノとしてはフルボディに入るかもしれません)で、絹のようなタンニンが豊富に含まれていますが全く収斂味はなく、滑らかで、上手く融合した酸味は至って自然で、スミレの花と干したチェリー、ザクロ、なめし皮、洗練されたオークと香辛料の風味、ほのかに熟れた桃のような味わいも感じられ、余韻にシルキーなタンニンがキュッと口中を引き締めてくれます。肥えたボディを持ちながらあくまでも上品。早熟なヴィンテージと言われる2000年でこれだけのものを造り出すアルノー氏。私は応援します!。度数13%。2003/2/25
追記:アルノー・ショパンのワインは持久力がありますので、時間をかけてお楽しみいただけますと幸いです。

※誠に有難うございました!


■過去の Highly Recommended! で登場したワインもみてね。■

2003年01月 ・TERRAZAS Reserva Malbec 2000 Vistalba-1067metros-Mendoza
(テラサス レセルバ マルベック ビスタルバ 1067m メンドサ/アルゼンチン赤)
2002年12月 ・CHATEAUNEUF DU PAPE "Clos du Mont Olivet" 1994 Joseph Sabon (Jean Claude Sabon)
(シャトーヌフ デュ パプ "クロ デュ モン オリヴェ"/ローヌ赤)
2002年11月 ・RODNEY STRONG Cabernet Sauvignon "Alden Vineyards" 1998 Alexander Valley
(ロドニー ストロング カベルネ ソーヴィニヨン オルデン ヴァインヤーズ/カリフォルニア赤)
2002年10月 ・VACQUEYRAS "Cuvee Floureto" 1998 Domaine Sang des Cailloux
(ヴァケラス "キュヴェ フロレット" / ローヌ赤)
2002年08月 ・TAVEL Rose 2001 Domaine de la Mordoree
(タヴェル ロゼ / 南仏 ロゼ)
2002年07月 ・CHABLIS 1999 Agnes et Didier Dauvissat
(シャブリ / アニエス エ ディディエ ドーヴィサ / シャブリ白)
2002年05月 ・POUJEAUX 1997 Moulis
(プージョー ムーリス / ボルドー赤)
2002年04月 ・FLEURIE "Les Moriers" 2000 Michel Chignard
(フルーリー "レ モリエ" / ボージョレ赤)
2002年03月 ・RASTEAU "Cuvee Confiance" 1998 Domaine la Soumade (Andre Romero)
(ラストー "キュヴェ コンフィアンス" / ローヌ赤)
2002年03月 ・CHATEAUNEUF DU PAPE "Les Cailloux" 1999 Andre Brunel
(シャトーヌフ デュ パプ "レ カイユー" / ローヌ赤)
2002年02月 ・CHIANTI CLASSICO "Castello di Brolio" 1998 Barone Ricasoli
(キャンティ クラッシコ "カステッロ ディ ブロリオ" / イタリア赤)
2001年12月 ・SMITH MADRONE Cabernet Sauvignon 1997 Napa Valley
(スミス マドローン カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー / カリフォルニア赤)


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