バディア・ア・パシニャーノと並び、アンティノーリのキャンティに対する姿勢がしっかりと感じられるワイン。サンジョヴェーゼ90%、残り10%はカベルネ・ソーヴィニヨンとその他品種が使用されています。使用される葡萄はアンティノーリの3つの葡萄園(サンタ・クリスティーナ、ペポリ、バディア・ア・パシニャーノ)から厳選されています。 品種ごと、そして葡萄園ごとに分けて醸造が開始され、丁寧に潰された葡萄はそれぞれ50HLの木製開放桶とステンレスタンクにて15日間をめどに発酵させた後、ワインを225Lのフレンチオーク(アリエとトロンセ)の新樽と1年樽&2年樽に移し、年末までマロラクティック発酵を行います。その後それぞれのワインを調合するマスターブレンドという作業が行われ、ブレンドされたワインは再度バリック樽に戻され14ヶ月熟成されます。
17度で抜栓後、温度が19〜20度になるまで待つ事に。ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、柔らかいミネラルと清楚なオークのニュアンスが混じる熟したカシスと完熟ブラックチェリー、微かにレザー、そして上品な黒胡椒の美しい香りが感じられ、時間が経過するにつれフワリとしたヴァニラと純粋で甘やかな果実の香りが前面に現れてきます。口に含むと、しなやかで、絹のような口当たりのミディアム〜フルボディで、シルキーなタンニンを豊富に含み、酸味はしっとりと穏やかで、粉末状の香辛料とほんのりオークを伴う熟したカシスとブラックチェリー、毛皮、甘草、そして柔らかなミネラルの味わいが感じらます。口中でふっくらとした感触があり、果実味, タンニン, 酸の各要素は、強さよりも美しさを感じます。美味しい。度数13.5%。2005/5/17 |