テヌータ・ディ・トリノーロの成功により、トスカーナのサルテアーノという土地を一躍有名にしたアンドレア・フランケッティ氏。彼は1991年からローマでの都会生活を捨ててここに移り住み、ワイン造りを行っています。最初は2.5haからはじめ、醸造技術などはボルドーの『シュヴァル・ブラン』、『ヴァランドロー』などの友人達から学びました。植樹はフランスの経験豊かな専門チームを呼び寄せ、出来るだけ小さい房、実をつけさせるため植密度をヘクタールあたり10,000株まで上げ、収穫は「今日はこの列からこの列まで」というふうに小区画で分けており、2005年などは9月から11月にかけて、なんと52回に分けて行っています。 このワインの品種は多岐に渡り、カベルネ・フラン47%、メルロ32%、カベルネ・ソーヴィニヨン12%、プティ・ヴェルド3%、チェザネーゼ・ダフィーレ4%、そしてウーヴァ・ディ・トロイア2%となっています。収穫時期ごとに発酵を行い、2年と3年使用したオーク樽(225L)にて9ヶ月熟成、その後セメントタンクにて熟成させています。
17度で抜栓、ワインは暗いルビーレッド色、グラスからは、最初に丁子や胡椒を伴う赤身肉のような香りが感じられ、次第に濃いめの紅茶、干し葡萄、赤イチジクの砂糖煮、シナモン、そして熟れたプラムの心地よい香りが前面に現れてきます。口に含むと、エレガンスさを感じるミディアムボディで、自然体な果実味と酸、そしてタンニンのバランスが素晴しく、果実から自然に抽出されたような綺麗なエキスを含み、黒オリーブのニュアンスを伴う熟れたプラム、チェリーと赤イチジクの砂糖漬け、濃いめの紅茶、赤身肉のカルパッチョ、丁子、シナモン、ほんのりヴァニラ、そして微かにコーラとジンジャーの味わいが感じられます。色々な味わいが感じられ、かつ、それぞれが上手くまとまっています。シャトーヌフに通じるものもありますし、ブルゴーニュに通じるものも感じられます。実に美味しいワイン。度数14.5%。2007/6/21 |