Wineries 2000年2月〜3月分 ※2006年12月修正


頑張れ!の息子達!
〜 ローヌの苦労蔵、ビュルル家 〜

当店取り扱いのローヌワインの生産者としては長いおつきあいの部類に入るビュルル(写真左のエドモンド・ビュルル氏は2004年10月に他界されています)。

1980年代後半まではビュルルの名前は地元でこそ知られていたようですが、世界はもとよりフランス国内でもあまり有名ではなかったようです。伝統的な手造りの良さを生かした品質本位のワインを造ることだけに興味があったビュルル氏は、意外なことに実は人と会うのが大変苦手というシャイな人物だったそうです。

ビュルルのワインといえば、あのオレンジ色をしたのラベルが印象的な“ジゴンダス”をまず頭に思い浮かべる方も大勢いらっしゃるかと思います。私もビュルルのワインを初めて飲んだのが“ジゴンダス1989”でありました。その時の印象があまりにも強烈で、その後も1990年、1993年、1995年、1996年、1998年、1999年、2000年のヴィンテージを飲んできました。
またビュルルは“ジゴンダス”のみならず、爆発マーク(ちょっと岡本太郎風)のラベルの本当に素晴らしいACコート・デュ・ローヌも造っております。

写真が小さいので分かりにくいと思いますが、お亡くなりになったビュルル氏はなんとなく「刑事コロンボ」のピーター・フォークに似た、なんとも笑顔が素晴らしいおっちゃんでした。
※左上の写真は1999年のもの。左下の写真は1997年のものです。

『エドモンド・ビュルルは、軟弱な精神の持ち主ならば挫折してしまうような災難に幾つも見舞われたにもかかわらず、素晴らしいワインを造っている。数年前、彼は屋根から落ちて脊髄をひどく損傷してしまった。その結果、妻と子供は家を出て行ってしまい、彼は唯一人の葡萄園労働者の手を借りて地所の切り盛りをし、ワインを造らざるを得なくなった。そして23年間エドモンドを助けてきたこの男も、休暇でモロッコに帰った後、そのままそこに留まってしまった。更に追い討ちをかけるように、1993年の収穫の後、エドモンドは網膜はく離の手術を受けるはめに陥った。しかし、茶目っ気のあるユーモアのセンスによって、彼はこれらの苦難を切り抜けた(訳注:91年の霜害、92年の洪水による被害)。彼の土地の大半はグルナッシュが植えられており(少なくとも90%と推定されている)、また葡萄に樹は少なくとも60年から70年である。ワインの製造には伝統をくつがえすようなところはどこにもなく、大樽で6ヶ月間、次にキューヴで12ヶ月間の熟成へと続いていく。』 ローヌルネッサンスより抜粋

フランス ローヌ(赤)
 
14564 COTES DU RHONE Rouge 2005 Burle
¥1850
コート デュ ローヌ ルージュ
ビュルル
エドモン・ビュルル氏が2004年10月に他界し、その後三人の息子の内、次男フローランと三男ダミアンがドメーヌを引き継ぎましたが、品質低下のため、輸入元は04年産のA.C.ローヌの買い付けをしませんでした。この事が二人に危機感を与えたようで、家を出ていた長男のベルナールが戻り、二人に畑の管理方法を教えるなど、三人でビュルルのワインを復活させることに取り組みました。グリーンハーベストや剪定など、エドモン氏の時代もやっていなかった畑仕事も行い、エドモン氏のワインに勝るとも劣らないワインを造り出してきました。
このA.C.ローヌは、ヴァケラス、サブレ、ヴィオレの村から収穫されたグルナッシュ(平均樹齢60年)を使用し、フリーランジュースを80%使用し、プレスジュースは20%しか使っていません。もちろん無清澄&無濾過でビン詰めされています。
15度で抜栓、ワインは黒紫がかった濃いルビー色、グラスからは、最初に煮詰めた黒果実のような還元的な香りが感じられ、グラスを時折回して軽くエアレーションしてあげると、黒胡椒混じりの熟れたプラム(プルーンも)とブラックチェリー、軽くスモークした牛肉、粘土混じりの土、そして丁子とハーブの混じりあったような香りが感じられ、次第にライプオリーブとヴァニラクリームのような香りも現れてきます。口に含むと、果実のエキスを豊富に含むミディアムボディで、ビュルルならではの噛めるような感覚のタンニンと果実のエキスが相まって、少しねっとりとしたニュアンスがあり、酸は穏やかで、ライプオリーブの風味を伴う完全に熟したプラム、厚い果皮を持ったブラックチェリーのコンポート、甘草、丁子、粘土質の土、軽くスモークした半生の牛肉、そしてなめらかなヴァニラの味わいが感じられます。この野性的な旨味が詰まったワイン…、間違いなくビュルルそのものです。度数14%。2006/12/8
※暖かい季節(特に夏季)の常温保管は避けた方が無難です。
本 

ビュルル家のワインはおいおい追加していきます。

商品番号
銘柄
価格
すべて赤ワインです。
13241 RRINCIPAUTE D'ORANGE Merlot & Cabernet 2000 Edmond Burle ¥1160

14564 COTES DU RHONE Rouge 2005 Burle ¥1850
13513 COTES DU RHONE 2000 Edmond Burle ¥1350
12765 COTES DU RHONE 1999 Edmond Burle ¥1350
12229 COTES DU RHONE 1998 Edmond Burle
¥1390
 
13283 GIGONDAS "Les Pallieroudas" 2000 Edmond Burle ¥2530
12766-MB GIGONDAS "Les Pallieroudas" 1999 Edmond Burle ¥2530
12230 GIGONDAS "Les Pallieroudas" 1998 Edmond Burle
¥2350

■過去の Wineries で登場した生産者もぜひ!■

2000年01月 ・VINCENT GIRARDIN / France Bourgogne
        (ヴァンサン・ジラルダン / フランス・ブルゴーニュ)
1999年11月 ・MARQUES DE MURRIETA / Spain Rioja
        (マルケス・デ・ムリエータ / スペイン・リオハ)
1999年9月 ・ANTINORI / Italy Toscana
        (アンティノーリ / イタリア・トスカーナ州)
1999年8月 ・MERRYVALE / California Napa Valley
        (メリーヴェール / カリフォルニア・ナパヴァレー)
1999年7月 ・WILLI SCHAEFER / German Mosel
        (ヴィリ・シェーファー / ドイツ・モーゼル)
1999年6月 ・FARNESE / Italy Abruzzo
        (ファルネーゼ / イタリア・アブルッツォ州)
1999年5月 ・LOUIS JADOT / France Bourgogne
        (ルイ・ジャド / フランス・ブルゴーニュ)
1999年4月 ・MICHEL GROS / France Bourgogne
        (ミッシェル・グロ / フランス・ブルゴーニュ)


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