Wineries 2000年5〜6月分 ※2003年12月修正



ドイツの新星(★★★★)、シュロス・リーザー

 フリッツ・ハーク家の長男トーマス・ハーク氏のワインは、初リリースが1992年という、まだ新進気鋭の醸造所ですが、すでに評価はすこぶる高く、年々実力を増しております。すでに『ゴーミョ』の「ドイツワインガイド」の英語版ともいうべき『ジャーマンワインガイド』ではすでに4ツ星生産者にランクされているそうです。
 トーマス・ハーク氏は、「より自然に従い、伝統的で、そして人々に驚かれるような品質のよいワインを造り出すことを目標としている」とのことで、今は急がずあせらず、一歩づつステップを歩んでいるそうです。出来上がるワインのスタイルは、やはりフリッツ・ハーク家の味筋を十分感じさる、密度と堅さがあり、ミネラルの風味に富む、素晴らしい辛口スタイルのリースリングになっております。自分もここ10年の中ではヴィリ・シェーファー家以来の超お気に入りであります。

ドイツ モーゼル(白)

13562
¥1850
シュロス リーザー リースリング カビネット
シュロス リーザー
トーマス・ハーク氏の2001年産カビネットは、風土の個性を強く感じさせてくれる秀逸な仕上がりです。トーマス氏いわく「2001年は夢のような理想的な年」とのこと。
ワインは非常に透明感のある淡い麦わら色、グラスからは、スレート(
※注)と白系香辛料、少し火打石のような力強い香りが感じられ、根底には青リンゴと白桃のピュアな香りが潜んでいて、時間が経つとリンゴのミツっぽい香りがフワリと現れてきます。口に含むと、ガラス張りのようなクリーンな構造の中に、メリハリの効いた酸味が存在し、堅く、引き締まっていて、スレートと強烈なミネラル感を伴う青リンゴの風味に加え、熟した白桃とグレープフルーツ、ライムフルーツなどの、極めて純粋で生き生きとした味わいが口中で踊ります。余韻に甘味を長く残しませんので、フレンチや中華、和食などにも非常に合わせやすいと感じました。かなり長命なカビネットだと思われます。度数9%。2003/3/9

※注:スレートとは、モーゼル流域の畑に見られる「薄い岩板」です。このスレートに覆われた畑は水はけがよく、さらにワインに素晴らしいミネラルの風味を与えると言われています。モーゼルを旅する場合はぜひ観察してみて下さい。

『K.A』さんより 2004/3/8
-SCHLOSS LIESER Riesling Kabinett 2001 Schloss Lieser

トマス・ハークのシュロス・リーザーは裏切りませんね。ホントに素晴らしい出来です。
こういうものを飲むと、どうしてドイツものの人気がイマイチなのか、不思議でなりません。今、この価格でこれだけのクォリティの白を特にブルゴーニュから選ぼうとしたら至難ではないですか。ドイツものは確かに甘い、でもそれだけで食事に合わないとするのはあまりにも早計で、私の経験ではたいていの料理に良く合いますし、高い酸と甘のバランスゆえか、魚よりむしろ肉(特に豚、生ハム)に優れた相性を見せるように思います。
香り、味わいについては青嶌さんのコメントに見事に尽くされていますが、幾つか付け加えさせていただくと、カビネットとしてはより多くの甘味を感じます、そして凝縮された大きな体躯をしています。2001年の賜物でしょうか。それでいてトマス・ハークのワインの特徴かと思われる「透徹した」、「清澄さ」が些かも損なわれていないのにはホントに感心しました。
また、ワインリストには「豊富な酸が平気な方に」と記されていますが、いま現在、それは見事に溶け合って突出することなく抜群のバランスを作り出しています。間違いなく長命なのでしょうが、すでに今大変に美味しい。

私的ポイント 89〜90点
2003. 6月 購入 2004. 3/6 飲


ツルヤの青嶌より:
シュロス・リーザーのカビネット、これは素晴らしい。本当に多くの方に試していただきたいのですが、酸が苦手の方も結構いらっしゃるのも事実。シュロス・リーザーは若い内は攻撃的な酸(でもクリア)を感じますが、そろそろ落ち着きを見せ始めてますかね…。
酸の感じ方はお客様によってだいぶ異なるようで、酸のしっかりとしたワインを店頭でお客様に飲んでいただいても「しっかりとしていて美味しい。甘いだけじゃない。」という場合がある一方、「酸っぱい。甘味が少ない。」で終わる場合もあります。詰まるところ「酸味に対する慣れ」が大きく関係しているのかもしれません。酸味の世界も奥が深い!
2004/3/11

トーマス・ハーク氏
彼はガイゼンハイムのワイン大学を卒業後、このシュロス・リーザー醸造所を、親であるヴィルヘルム・ハーク氏(フリッツ・ハーク醸造所)から任せられています。
ある情報筋によると、のちのちにはフリッツ・ハークのワインもトーマス・ハーク氏が醸造するようになるとのことです。まさにドイツワイン好きにとっては喜ばしい限りであります。

『シュロス・リーザー醸造所のトーマス・ハーク氏は、繊細なリースリングで有名な、父親であるヴィルヘルム氏の競争相手であり、自慢の息子です。そして、その新しい世代がトップの道を今、のぼろうとしています。』ファインシュメッカー誌より。
『リースリングよりいいワインってなんだろうか? 若くても美味しくて、そして10年後にも大きな喜びがあって・・・by トーマス・ハーク』ファインシュメッカー誌より。

シュロス・リーザーのワインは以下を販売中!

商品番号
銘柄
価格
750ml
13582 SCHLOSS LIESER Riesling Q.b.A. 2001 Schloss Lieser ¥1390
12610 SCHLOSS LIESER Riesling Q.b.A. 1999 Schloss Lieser ¥1450

13562 SCHLOSS LIESER Riesling Kabinett 2001 Schloss Lieser ¥1850

12680 Lieser Niederberg Helden Riesling Auslese 1999 Schloss Lieser ¥2950

375ml
12984 Lieser Niederberg Helden Riesling Auslese 1999 Schloss Lieser 375ml ¥1680
12322 Lieser Niederberg Helden Riesling Auslese *** 1997 Schloss Lieser 375ml ¥3380

フリッツ・ハークのワインは以下を販売中!

商品番号
銘柄
価格
750ml
13583 FRITZ HAAG Riesling Q.b.A. 2001 Fritz Haag ¥1550

13563 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Kabinett 2001 Fritz Haag ¥2450

13564 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Spatlese 2001 Fritz Haag ¥3250
12883 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Spatlese 1999 Fritz Haag ¥3380

13565 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Auslese "Fuder6" 2001 Fritz Haag ¥4680
12091 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Auslese "Fuder10" 1997 Fritz Haag ¥6280

12936 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Auslese "Gold Cap" 1999 Fritz Haag ¥6750

375ml
12972 Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Auslese "Fuder12" 1999 Fritz Haag 375ml ¥2530

『K.A』さまより 2002/9/8
1.SCHLOSS LIESER Riesling Q.b.A. 1999 Schloss Lieser(息子さんのワイン)
2.Fritz Haag Riesling Q.b.A. 1999 Fritz Haag(父親のワイン)

最近、どういうわけかドイツワインを開けることが無く、久しぶりに飲みたいと思い、それならば同一年の親子競演も面白かろうと、数日中に2本続けて楽しみました。

いや〜、やはりドイツのリースリングは素晴らしい。何か、ある絶対的なものを持ったもので、少し大袈裟ですが、卑俗な判断を越えた高みにスックと屹立するといった感すら覚えますね。
2本の競演については、これはまた見事に統一された味筋で、全くの互角、引き分けという印象です。

両者ともに、薄いゴールデン・イエローの色調、りんごや洋ナシの香りと同時に(たとえは悪いのですが)ガソリンやプロパンガスも、かすかにイメージさせるという、まさにドイツ・リースリング。十分な酸味とそれと調和する甘みの絶妙なバランスにより、軽やかな味わいでクリーンな後口ながら、同時にコクにも欠けていないという、見事なものです。
ただ、これらの要素の一つ一つが、シュロス・リーザーの方が、よりくっきりとメリハリを持って感じられ、最初は、これはシュロス・リーザーに軍配をと思わせるのですが、飲み進めるにつれ、いやそうではない、フリッツ・ハーグの方は、これらがより滑らかに繋がり、起伏しているのだと悟らされます。
いわば、若手アーティストに共通の「ケレン(味)」が、シュロス・リーザーにあり、フリッツ・ハーグにはそれを通り越した熟達の手練があるといった感じです。これは、どちらが優れているという話では無論なく、若手の芸術家に「ケレン(味)」が無くて、何が「華」と言えるでしょうか。
いずれにしても、どちらも本当に美味しいワインで、価格も手頃ですし、ドイツ・リースリングは「泡もの」と同様どんな料理にも良く合うと考えている小生としましては、もっと評価されてしかるべしという認識を強くした次第です。

私的ポイント 両者ともに 87点
1.シュロス・リーザー 2002. 9/3 飲
2.フリッツ・ハーグ  2002. 9/6 飲

『るの』さんよりの“感想”。2000/3/18
-SCHLOSS LIESER Riesling Q.b.A. 1998 Schloss Lieser
色はごく薄いレモンイエローで、香りと味は想像した通りの柑橘系の爽やかな酸味と、グレープフルーツを思わせるあっさりした微かな苦味で、飲んだ後はまるで新鮮な若い果物を飲んだような感じです。魚貝料理にとても良く合う、まさに期待した通りの香り&味でした。美味しかったです。
(ツルヤの青嶌より:これぐらいの甘味ですと色々な料理に合わせやすいですよね。シュロス・リーザーのその他のワインにも御丁寧に感想を送っていただき、感謝感激です。)

■過去の Wineries で登場した生産者もぜひ!■

・SANFORD / California Santa Barbara County
(サンフォード / カリフォルニア・サンタバーバラ)
・EDMOND BURLE / France Rhone
(エドモンド・ビュルル / フランス・ローヌ)
・VINCENT GIRARDIN / France Bourgogne
(ヴァンサン・ジラルダン / フランス・ブルゴーニュ)
・MARQUES DE MURRIETA / Spain Rioja
(マルケス・デ・ムリエータ / スペイン・リオハ)
・ANTINORI / Italy Toscana
(アンティノーリ / イタリア・トスカーナ州)
・MERRYVALE / California Napa Valley
(メリーヴェール / カリフォルニア・ナパヴァレー)
・WILLI SCHAEFER / German Mosel
(ヴィリ・シェーファー / ドイツ・モーゼル)
・FARNESE / Italy Abruzzo
(ファルネーゼ / イタリア・アブルッツォ州)
・LOUIS JADOT / France Bourgogne
(ルイ・ジャド / フランス・ブルゴーニュ)
・MICHEL GROS / France Bourgogne
(ミッシェル・グロ / フランス・ブルゴーニュ)


カゴの中身を見る/ご注文記入欄へ

HOME
当店の紹介お客様登録配送&お支払いについて注文票ワインリスト今月のこれはお値打ち!今月の特にオススメ!
今月のワイナリー紹介今月の新入荷ワインエトセトラワイングッズワイン試飲会リポートワインニュースリンク

Copyright(c)1999 Tsuruya Co.Ltd. All rights reserved

(有)ツルヤ酒店 静岡県浜松市東区中野町727-7 Tel :053-421-0064 Fax:053-422-0280
■ワインに関するご感想&お問い合わせはこちら  ■ホームページに関するお問い合わせはこちら