Wineries 2002年10月〜2003年5月分 ※2003年7月修正


 
 《 グンダーロッホ醸造所 》

 ドイツ・ラインヘッセンのナッケンハイム村にあるグンダーロッホの歴史は、1890年にまでさかのぼります。1890年に銀行家カール・グンダーロッホが、ナッケンハイム村内の領主の邸宅を購入しました。さらに彼は、邸宅の中心を構成するローテンベルクとエンゲルスベルクの葡萄畑を購入しました。

 なぜ彼がその2つの葡萄畑を購入したかには理由がありました。彼は、生まれ故郷のグンダースブルムからマインツ市にある自分の銀行へ歩いて出勤していましたが、日々の通勤途中、ライン河に沿った丘に太陽がどのように日光を照らすか注意深く観察していたのです。そこで彼は観察にもとづき、日光が最も効率的に照らしているように見えた葡萄畑を購入したのです。

 その結果、グンダーロッホは、ナッケンハイム村で最良の葡萄畑を所有するにいたっています。(ドイツの葡萄畑およびワイン鑑定の専門家である Hans Jorison氏は、グンダーロッホの所有するナッケンハイム・ローテンブルクを、ラインヘッセンにある3つの偉大な葡萄畑「クリュA」の内の1つと評価しました。)


 時は流れ1920年、カール・グンダーロッホは、彼の孫娘エリザベスおよびその夫フランツ博士へ葡萄園を相続させました。エリザベスとフランツ夫妻は、息子カール・オットーが引き継ぐ1965年まで葡萄園を管理しました。ほどなくして1969年にカール・オットー氏は、ラインヘッセンの地方料理と一緒に、あるいは料理なしでも自分のワインを楽しんでもらうことはできないかと思いワインバーを加えました。

 現在は、カール・オットーの長女アグネス・ハッセルバッハ、および彼女の夫で葡萄栽培の専門家フリッツ・ハッセルバッハによって、精力的に畑の管理とワイン造りがされ、名実ともにラインヘッセンを代表する最高の生産者の1つに数えられています。

※左がアグネス・ハッセルバッハさん。 右がフリッツ・ハッセルバッハ氏。

ドイツ ラインヘッセン(白)

13453 Nackenheim Rothenberg Riesling Auslese 2000 Gunderloch
¥3000
ナッケンハイム ローテンベルク リースリング アウスレーゼ
グンダーロッホ
ワインは少しレモンイエローの色調が感じられる透明感のある麦わら色、グラスからは、完熟リンゴのミツ、シロップ漬けのグレープフルーツとライム、アプリコット、そしてクリーンなミネラルの香りが感じられます。口に含むと、キメ細かな酸味を伴う、濃縮された甘いピーチ果汁とホワイトグレープ、シロップ漬けの青リンゴ、そしてフワリと広がるようなミネラルの風味を感じます。余韻にカリッとした完熟果実の旨味が長くとどまります。ただ甘いだけではなく、骨組みもしっかりしてます。甘美かつ生命力を感じるアウスレーゼ。度数8.5%。2002/10/27

『K.A』さんより 2004/04/24
-Nackenheim Rothenberg Riesling Auslese 2000 Gunderloch

いや、こういったワインを前にしますと、香りがどうの、味わいがどうのと論評することが愚かしく思われますね。脱帽し、深く頭を垂れるのみです。
素晴らしく凝縮しエキスに富みながら、羽のような軽さ、強くはありませんが微塵も薄さは感じられません。ワイナートの記事で、ジャン・マリー・ギュファンの語る「強いワインなど興味がない。自分はドイツのリースリングのような、アルコールが低くてもしっかりとした凝縮度のある、ピュアでミネラリーなワインが好きだ。」という言葉は、まさにこのことかと感得します。偉大なり、リースリング。

また同じドイツでも、このラインヘッセンやナーエなどは、特に花のような優美さ・可憐・儚さ、が際立つようで、私個人の嗜好により適っているようだと最近気づかされました。アウスレーゼだけに相当に甘く、デザートとしてこれだけを飲んで、もちろん抜群なのですが、このワインに合わせて料理した、「鴨のオレンジソース」をアレンジした「鴨のでこぽんソース」ともばっちりとマッチしました。

このワイン、ポテンシャルとしても凄いものがあるようで、飲み残しを5日ほど後に飲んだ時も少しも落ちていませんでしたし、10日以上後に最後のほんのわずかを口にしたときは、さすがに香りからは当初の面影は失せていましたが、味わいはまだしっかりとしたものでした。20年くらいは平気で持つんでしょうね。そしてその時にはまた別の蠱惑的な魅力を放っているのではないでしょうか。
1000円台の白を2本、とお考えの方がいらっしゃれば、売り切れにならないうちに、合わせてこれ一本という選択肢も強くお勧めしたいと思います。

私的ポイント 93点
2003. 3月 購入 2004. 4/10 飲


ツルヤの青嶌より:
この度もご報告いただき厚く御礼申し上げます。
グンダーロッホの2000年産、すごくいいですよね。シュペートレーゼも見事でしたし、このアウスレーゼは特に濃縮感を感じるのですが、フワッと広がるミネラル感がまた堪えられません。
あと、酸度や糖度の高さにもよりますが、高品質なドイツワインは抜栓してから翌日の方がすごかったとか、1週間かけて楽しめたとか、一度コルクを抜いてからでも冷蔵庫に入れていただければ比較的長い時間楽しめることが多いですよね。その点もご報告いただき大変うれしく思います。
2004/4/25

 生産されているワインは、70%がリースリング・ワイン、10%がシルヴァーナー・ワイン、8%がリヴァーナー・ワイン、3%がピノ・グリ、残りがショイレーベ、トラミナー、ドルンフェルダー、ピノ・ノワール、ピノ・ブランとなっています。生産量は年産9,000ケースほどで、かなり少ないです。

 現在所有する畑の全面積は10ヘクタールで、その内8.2ヘクタールがローテンベルク畑となっています。ローテンベルク畑の全面積の内、グンダーロッホは80%を所有しています。
詳しくは <http://www.gunderloch.de/> まで。

『K.A』さんより 2003/5/26
-GUNDERLOCH "Jean Baptiste" Riesling Kabinett 2001 Gunderloch

これは見事。恐れ入りました。
ごく淡い黄金色の液体からは、高緯度地域の花の持つ清楚で上品な香りや、桃の香り、更にはパインやヴァニラの香りさえも立ち上って来ました。不思議なことに、あの揮発油やセメダインのような香りは感じられず、香りだけでドイツ・リースリングと言い当てるのは難しいのではないでしょうか。
口に含めば、まさにドイツ・ワインの王道、切れのある中辛口で、後口に存在を主張する酸味がカビネットの証左なのでしょうが、驚くべきは、そのコク・ボディの厚さで、とてもこのクラスのものではありません。過剰な比喩を承知で言えば、アルザスのグラン・クリュのピノ・グリを引き合いに出したいほどです。間違いなく、(甘みを抑えた)シュペートレーゼ、アウスレーゼの味わいでしょう。それに、そのコク・厚さが纏わり付かず、口の中で昇華して行くかに感じられるのも流石です。

教えていただいたグンダーロッホ、ヒュー・ジョンソン先生にも最高と評価され、その上この価格と言うのに、他のショップや専門誌に名前をほとんど見かけないと言うのが不思議でなりません。(その分、シメシメ、と言うわけですが。)最上の品質ですよね。
グンダーロッホは、3クラス一緒に購入しました。カビネットでこれならばと、ひじょ〜に期待しております。(まさか、この味わいは、空前の2001ビンテージものだけってことはないでしょうね。)

とにかく、カビネットでこの味わい、そして嘘のようなこの価格、とんでもないコスト・パフォーマンスであることだけは間違いありません。特・特選です。

私的ポイント 90〜92点
2003. 3月 購入 2003. 5/26 飲


ツルヤの青嶌より:
これいいですよね〜。本来はもっと価格が高いワインですが、モーゼルのケルペンと同じ時に仕入れたワインで、ケルペン同様、かなりお安くなっております。確か、ワインスペクテーター誌に掲載されていた価格よりも安いと思いました。年に何回もないのですが、時にはいい話が当店にころがってくる事もあるんです。

さて、ご心配の(ではなくて楽しみにしておられる)2000年産ですが、はっきり申し上げてグンダーロッホの2000年産シュペートレーゼとアウスレーゼは、素晴らしいの一言。美味で、濃縮感があり、特筆すべき品質を持っています。2000年産はこの生産者が素晴らしい評価を得ている証しでもあります。
なお、私個人的な印象では、グンダーロッホは100%ラインヘッセンの味筋というよりも、モーゼル中流域に共通する要素もあわせ持っているように感じます。傑出した生産者です。
2003/5/27

ご利用いただき誠に有難うございました。

商品番号
銘柄
価格
すべて白
13451 GUNDERLOCH "Jean Baptiste" Riesling Kabinett 2001 Gunderloch ¥1350
13452 Nackenheim Rothenberg Riesling Spatlese 2000 Gunderloch ¥2050
13453 Nackenheim Rothenberg Riesling Auslese 2000 Gunderloch ¥3000

■過去の Wineries で登場した生産者もぜひ!■

2002年08月 ・Domaine de la Mordoree / France Rhone
(ドメーヌ・ドゥ・ラ・モルドレ / フランス・ローヌ)
2002年01月 ・Domaine la Soumade (Andre Romero) / France Rhone
(ドメーヌ・ラ・スマド (アンドレ・ロメロ) / フランス・ローヌ)
2001年12月 ・Domaine Santa Duc / France Rhone
(ドメーヌ・サンタ・デュック / フランス・ローヌ)
2001年08月 ・Velenosi Ercole / Italia Marche
(ヴェレノージ・エルコレ / イタリア・マルケ)
2001年04月 ・Anselmi / Italia Veneto
(アンセルミ / イタリア・ヴェネト)
2001年01月 ・Rijckaert / France Bourgogne
(リケール / フランス・ブルゴーニュ)
2000年10月 ・Domaine Marc COLIN / France Bourgogne
(ドメーヌ・マルク・コラン / フランス・ブルゴーニュ)
2000年06月 ・SCHLOSS LIESER / German Mosel
(シュロス・リーザー / ドイツ・モーゼル)
2000年04月 ・SANFORD / California Santa Barbara County
(サンフォード / カリフォルニア・サンタバーバラ)
2000年03月 ・EDMOND BURLE / France Rhone
(エドモンド・ビュルル / フランス・ローヌ)


カゴの中身を見る/ご注文記入欄へ

HOME
当店の紹介お客様登録配送&お支払いについて注文票ワインリスト今月のこれはお値打ち!今月の特にオススメ!
今月のワイナリー紹介今月の新入荷ワインエトセトラワイングッズワイン試飲会リポートワインニュースリンク

Copyright(c)1999 Tsuruya Co.Ltd. All rights reserved

(有)ツルヤ酒店 静岡県浜松市東区中野町727-7 Tel :053-421-0064 Fax:053-422-0280
■ワインに関するご感想&お問い合わせはこちら  ■ホームページに関するお問い合わせはこちら